かがっくん

ハーバード大学の化学・化学生物学学部で細胞内の血流を撮影可能な顕微鏡が開発されました。
発光物質や放射性物質などのマーキング無しで、細胞内の動きを見る事ができるそうです。

これを開発したのはBrian G. Saar氏、Christian W. Freudiger氏、X. Sunney Xie氏らのチームで、誘導ラマン散乱（SRS）を応用して脂質やたんぱく質水などに応じて、細胞内でどのように分布し動いているかが分かるようです。

誘導ラマン散乱（SRS）というのはレーザーを物に当てると、その分子構造によって錯乱光が違うので、その違いによって何の分子かが判別できる方法。原子 にはそれごとに光の波長が変化した独特の錯乱光が観察されるので、入射光と反射光の波長の差を見ることで化学結合が分かり分子を特定できるのだとか。


いやリアルタイムで見れるってのがすごいですね。
しかもその物質の動きごとに色分け処理して見れるので、直感的に一目瞭然です。

すでに薬の局所的な浸透を追跡したりに使っているそうで、手術中や治療中の応用が期待できます。

しかし光の反射でってのが頭のいい人もいるもんです。
いままでは放射性物質などを使ってマーキングしてたようですが、その手間が要らなくなりますし、より詳細に鮮明に追跡が出来ます。

Video: New Microscopy Method Can Shoot Real-Time Footage at the Subcellular Level