かがっくん

ルイジアナ大学の惑星科学者、John Matese氏と同僚のDaniel Whitmire氏が1898年からの観測データを分析した結果、地球から観測できる彗星の20％が未知の1つの天体によって送り込まれている事が分かったそうだ。


もともとMatese氏とWhitmire氏は1999年に太陽系には未発見の伴星があり、太陽系の外延部に球状に広がっていると仮想される小天体群の「オールトの雲」にある氷の塊を、太陽系に向けて飛ばしていると言う説を唱えていた。

今回の観測データ分析からの結果はそれを裏付ける証拠の1つだそうだ。
太陽系の最外縁部には木星の1.4倍ほどの質量を持つサイズの天体が存在していて、それが地球へ向けて彗星を飛ばしているとのこと。

なんともにわかには信じられない話だ。
木星の1.4倍の天体があるといわれて、はいそうですかと言うわけには行かない。
だいぶネタに近いお話ではないかと思う。

ただ正直言って宇宙の話はネタのような話が満ち溢れていて、門外漢にはなんともいえないのがホントのところ。
だいたい宇宙はほとんど何も分かっていないといってもいいくらいだし。
いや宇宙どころか地球の事でも、深海や地中のことはまだまだ分かってない事がたくさんある。
だったら宇宙なんて知らないことだらけだ。
しばらく経ったら「実はあれ、ホントの事でした」って事になるかもしれない。
なのでやたらとウソっぽいとは言えないところ。

さてその彗星を飛ばしていると言う天体、あるとすればそれはどういう状態なんだろう。
なぜ今まで認識されてないんだろう。

一応このような天体が存在している場合、NASAの広域赤外線探査衛星「WISE」などによって直接観測される可能性があると期待されているらしい。
なんにしても、もしも見つかったら大発見だ。
夢のある話ではある。