かがっくん

ゲノムの解読がすすんでいるが、アメリカでミジンコのゲノムが解読された。
インディアナ大を中心とするチームか解読したもので科学誌のサイエンスに発表する。

ミジンコの遺伝子はDNAサイズは約2億塩基と小さいがたんぱく質を作る遺伝子は約3万1000個で、人の遺伝子役2万3000個よりも多く、今までゲノムが解読された動物の中では一番多いそうだ。
ミジンコのたんぱく質を作る遺伝子が多い理由は速いペースで自らのクローンを作って繁殖する際に、遺伝子の数も倍増していくためらしい。

またミジンコはその遺伝子の中で、もちろん他の動物で知られていた遺伝子が多くあったが、1/3以上は未知の遺伝子だった。

ミジンコは変わった生態そしていて、自分と同じクローンを作る単為生殖と他の個体と交配する有性生殖とを使い分ける。一般的には通常はメスを産んで、生存の危機に瀕したときにオスを産んで交配する。
また魚など捕食者が出す化学物質を探知して防御のトゲを増やしたりして、環境に適応するそうだ。
遺伝子の多さはこうした適応能力に対応している可能性がある。