かがっくん

一辺約２０ナノメートルの正三角形を作る事に成功したらしい。
何の話かというと三角形の辺の部分にひも状分子のリボ核酸：RNAを使い頂点にたんぱく質を使った構造物。

京都大学の京都大の斉藤博英特定准教授らのグループがこのナノ構造物の組み立てに成功した
この研究の応用としてがん細胞を認識して攻撃する薬の開発などが考えられるそうだ。

この手の研究の話はすごいな。
もうまったく想像が及ばない。
20ナノの正三角形と言われてもその大きさを感覚的につかめる人はいないだろう。
０．００００２ミリと言われても同じ事。

そしてそれが何でがん細胞を認識するような物質に繋がるのか。
がんを認識した上で攻撃するとはどういう仕組みなのか。

斉藤博英特定准教授らのグループはRNAを６０度の角度に折り曲げるたんぱく質に注目したそうで、このたんぱく質が付くようにRNAの塩基を特定の配列にして混ぜ合わせた所三角形が出来たらしい
三角形は2種類あり、一辺が約17ナノメートルと23ナノメートルの2種類で、古細菌のたんぱく質「Ｌ７Ａｅ」と、これに結合すると60度の角度に折れ曲がるひも状のＲＮＡを試験管に入れたそうだ。

現在はがんの治療と言えばやはり外科的な治療が一番主なんだろうが、そのうち内科的な薬物療法の治療で、ピンポイントでガンを攻撃して消滅させるものが出来るのかもね。